飯豊山弥平四朗ルートの全体図飯豊山の弥平四朗登山口から本山までのルートを紹介します。飯豊本山までは、大まかに以下の5つのセクションに分かれます。

駐車場

残雪期の飯豊山、弥平四朗ルートの駐車場

 

写真:初春の林道 まだ残雪の状態で、車は進入不可

登山口の麓には駐車場があり10数台止めることが可能です。今までの経験上、満車ということはありませんでしたが、林道にも駐車可能なので、心配は無用です。

※GWを過ぎても林道に雪が残っている場合もあります。その場合、歩く距離が5kmぐらい増えますのでご注意ください。

※盆時期~9月上旬まではアブが大量に発生します。とても耐えられるような状況ではないと考えますので避けた方が無難です。

駐車場~松平峠

飯豊山、弥平四朗ルート 川を越えた後の林道

 

写真;弥平四朗ルート 川を越えた後の林道

駐車場からは、来た道を少しだけ戻り、沢の方向へ下ります。進行方向に小さい川があるのですが、橋はかかっていません。うまく岩を利用して、靴をぬらさないように進みましょう。小さい川を越えると松平峠までは、ひたすら高度を上げていく直登です。夏は新緑、秋は紅葉が美しい登山道なのですが、GW過ぎ~6月上旬までは雪が残っていることがあり、大変危険です。事前情報の確認をしたうえで、軽アイゼンもしくはチェーンスパイクを持っていくことをお勧めします。

松平峠~三国岳~種蒔山

飯豊山、弥平四朗ルートの松平峠から本山への稜線を臨む

 

写真;松平峠から主稜線を臨む

松平峠まで登ると、視界が開けます。馬の背のような稜線を伝い、飯豊山の主稜線へアクセス。主稜線に乗ると、大日岳や飯豊本山までの主稜線を一望することができます。小さいアップダウンを繰り返し、徐々に高度を上げ、三国小屋に到着します。小屋を少し下ると水場がありますので、そこで補給するのもアリです。三国小屋からは種蒔山まではところどころ、急な斜面がありますので注意しましょう。

種蒔山~切合小屋~本山

飯豊山主稜線上、種蒔山から進行方向を臨む

 

写真;種蒔山から進行方向を臨む

種蒔山より先は、夏場を除いて雪渓が残っています。もし、雪渓の上を歩くのであれば、少なくとも軽アイゼンは用意しましょう。高い方向へ進めば問題はないのですが、雪渓上は自由に動けてしまうため簡単に違う方向へそれてしまいます。そして、雪渓の一部には亀裂が走っていることもあります。うかつに近寄らないようにしましょう。

飯豊山、切合小屋から大日を臨む(11月)

写真:切合小屋から大日を臨む(11月)

大きい雪渓を一つ越えると切合小屋にたどり着きます。ここはテント泊のできるポイントなので、計画に合わせてここで宿をよるのもいいでしょう。大日岳を正面に見る景色は絶景です。

飯豊山、本山手前の二段階の急登

写真:本山手前の二段階の急登

切合小屋を過ぎると、大きい斜面を二つ超えることになります。一つ目の斜面は雪渓のある斜面、二つ目は二段階の岩場のルートです。この二つの斜面を超えると本山はすぐそこです。本山までの稜線はなだらかで、緩やかなのぼり。景色を楽しみながら進めます。

 

本山~三国峠~上ノ越~駐車場

来た道を延々と戻ります。基本的には下り基調ですが、ところどころアップダウンがあるので、時間は大目に見ておいた方がいいです。何より、雪渓を利用する場合、ルートがあまりに広がっているので、慎重に下りましょう。

飯豊山、弥平四朗ルート、下山方向に切合小屋を臨む

写真:下山方向に切合小屋を臨む

三国峠まで戻ると、元来た道をさらに下ってもよいのですが、一部のくだりが急であるために、上ノ越からのルートをおススメします。三国峠から道なりに進むと、松平峠の分岐に差し掛かりますので、そのまま曲がらずに上の越方面へ向かいます。似たような道を、アップダウンを繰り返しながら下っていくと、少し開けた鞍部に、上の越の分岐にでます。この分岐を曲がれば後は、道なりに下るだけです。けもの道や、枯れた小川に惑わされないように登山道を1時間ほど下れば、出発点の駐車場にでます。

 

稜線上の小屋の位置

飯豊山稜線上の小屋の位置

参考:ヤマプラ

注意事項

季節によっては、雪によって、道が不明瞭なポイントが出てきます。僕が知っているだけで以下のポイントが挙げられます。

・登山口から松平峠までの登山道

飯豊山、弥平四朗ルート、登山口から松平峠までの登山道

・松平峠から三国岳へ向かう途中。馬の背のような稜線を越えた後の主稜線

飯豊山、弥平四朗ルート、三国峠から上ノ越に向かうまでの稜線

・三国峠から上ノ越に向かうまでの稜線

飯豊山、弥平四朗ルート、三国峠から上ノ越に向かうまでの稜線

持っていた方がいい装備

「雪目」を予防するためのサングラス

天気のいい日には、雪渓は反射します。長時間、反射する光を受けていると「雪目」の症状になります(引用を参照)。僕はなったことはありませんが、経験者から聞くと、「コンタクトの中に小石がずっと詰まっているような感じ」「運転ができなくなるので会社を一週間休まなけr部ならない」という情報を得ています。あらかじめ準備しておきましょう。

雪目とは、 スキー場や海水浴場で強い太陽光を浴びたり、電気溶接を行ったことによって、目が長時間直接紫外線にさらされ、角膜の表面が傷つく病気です。強い紫外線にさらされてから6~10時間程度で、「結膜の充血」、「目がゴロゴロする」、「涙が出る」、「目が痛くてまぶしい」などの症状があらわれます。

引用:千寿製薬株式会社

サングラスはどこのメーカーを使用しても構わないのですが、あえて、メーカー物を勧めるのであれば、モンベル製をお勧めします。十分機能します。

雪渓を安全に楽しむための軽アイゼンもしくはチェーンスパイク

おススメはチェーンスパイクです。あくまでも予防措置ですが、あるのと、ないのでは全然違います。雪渓のあるところに向かうのであれば、ぜひご検討ください。