巻機山頂上付近から小屋方面を臨む

写真:巻機山頂上付近から小屋方面を臨む

巻機山は新潟県南魚沼群に位置する100名山です。春の残雪と緑のコントラスト、夏の新緑、秋の紅葉、冬場の雪景色。一年中登山客が訪れるほどの地元に愛された山で、季節ごとに、独自の景色を楽しめます。登山ルートも大まかに4ルートあり、標高約2000mあるにも関わらず、普通の登山から沢登りに近い楽しみ方もできる山です。車で移動するなら登山口までの異同も可能ですし、駐車場もそこそこに余裕はあります(ただし¥500円)。関東からでも容易にアクセス可能ですので遠方の方も検討してみてはいかがでしょうか。この記事では、一年中通う筆者が、登山ルートを4つ紹介します。

留意事項
※できれば、車で来ることをお勧めします。公共交通機関では、時間がかなり限られます。
※紹介する②天狗尾根ルート③ヌクビ沢ルートは比較的気軽に沢行を楽しめるルートですが、初回は経験者と同行することをお勧めします。
※④裏巻機ルートは「山と高原地図」にも上級者向けと書かれるほど、急斜面を渡る箇所があります。あらかじめ自身の登山レベルと相談してから選択しましょう。

巻機山へアクセスする4つのルート

巻機山のルート一覧

地図:ヤマプラより引用。ルート一覧

おススメする4つのルートを紹介します。

  1. 井戸尾根ルート
  2. 天狗尾根ルート
  3. ヌクビ沢ルート
  4. 裏巻機(牛が岳直登)ルート

巻機山を登るなら、まずは井戸尾根ルート

巻機山、ニセ巻機付近から山頂を臨む

写真:ニセ巻機付近から山頂を臨む

最も一般的なルートです。初めて巻機山を登る場合、地元の方も、遠方の方もまずは、このルートです。特に危険な箇所、難しい箇所もないからです。登山口からはブナ林に囲まれた登山道を登り、標高を上げていくと、背の低い笹に覆われたゾーンになり、周囲の稜線を眺める。頂上付近には高山特有の池唐や植物があり、見どころはたくさんあります。日帰り登山するにも十分に余裕がもてますので、間違いのないルートです。冬山を登るのも、このルートで、多くのスキーヤーが訪れます。

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沢の景色を味わいたいなら、天狗尾根ルート、ヌクビ沢ルート

巻機山、ヌクビ沢中腹のゴーロ帯

写真:ヌクビ沢中腹のゴーロ帯

ダイナミックな沢を眺めながら登ることのできるルートです。沢のすぐ横に登山道があるルートで、標高を上げていくと、ゴーロ帯(大きい岩がごろごろしている沢)を登るようになります。普通の登山よりも、多少岩登りの要素も含みますが、沢やクライミングの道具が必要、というわけではないです。普通の登山だけでは味わえない、景色を目にすることができます。山と高原地図では点線(難路)ですが、そこまで難しいルートではありません。ただ、季節によっては雪渓、急な斜面があるため、経験者と行くのを推奨します。そして、岩場が苦手な人にはお勧めはしません。

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少し難易度高めな山行に挑戦。裏巻機ルート

巻機山、裏巻機山反対側の斜面

写真:裏巻機山反対側の斜面より帰路方向を臨む

所々、急斜面のあるルートです。それなりに悪路も楽しめる人でないと、このルートへの挑戦はおススメできません。ただ、体力的に厳しいルートかつ、急斜面のあるルートですから、達成感はひとしおです。普通の登山にマンネリを感じたのであれば、挑戦するもの一興かもしれません。

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登山口へのアクセス

巻機山、駐車場の位置

地図:巻機山へアクセスする駐車場

登山口は桜坂駐車場側と五十沢キャンプ場側の二つ。前述の1~3のルートは桜坂駐車場側、4のルートは五十沢キャンプ場側です。桜坂駐車場は、時間に限りはないですが、¥500円かかります。五十沢キャンプ場側には、ゲートがあり、登山口最寄りのみやて小屋駐車場には朝7時~17時までしか通行ができません。キャンプ場でも¥200円ぐらい払う必要があります。行き帰りの時間は余裕をもって計画を立てましょう。

巻機山で一年中遊び倒しましょう!

冬の巻機山、山頂付近より小屋方面を見下ろす

写真:冬の巻機山、山頂付近より小屋方面を見下ろす

巻機山は一回だけでは楽しみ尽くせない、魅力のある山です。季節を替え、何度も訪れて魅力をぜひ味わってみてください。